はじめに。

*こちらは問題回答編となります。(題意考察編はリンク参照下さい)

このブログは決して読んで合格するような大それた内容ではございません。

ただ僕の勉強をここで日々ブログにしたらいいかなという他者に申し訳ない

緩い考えのブログですが、内容はちょっと(かなり?)コアですが、同じく

高度情報処理を勉強しようと思う方であればきっと中には楽しんでくれるかも。

少なくてもお堅いイメージの内容を面白おかしく印象的な解き方を手法とでき

ないかの研究も交えてなので、僕的には結構楽しんでます♪

注: 問題文を見ないと、何のことかわからないと思うのが欠点ブログとなっています(苦笑)。

なので、お手数ですが以下のサイトで対象年度の問題・解答などをダウンロードして頂ければと

思います。

過去問題(問題冊子・配点割合・解答例・採点講評) など

↑ ITSMは秋期試験です。



僕の高度情報処理試験・勉強日誌~ITSM編!! 第23回 H22/問2・設問1。

さて、今回は問2という事で、

早速テーマを見る。

可用性管理に関する・・・である。

ここで、可用性とは??・となった場合は、

この問題は申し訳ないが、多分破たんすると思われます。

先ほど実際に問題を解いた僕が思うに、少なくても本問は、

この可用性というものの管理をどうすべきかを知っておく

必要があり、逆に知らないと、回答の切れ端にもかからない

的外れな結果にならないとも限らないと切実に感じる、それほど

本問は可用性管理というテーマにこだわっているなと感じたのです。

 

◆設問読む。

まぁそういいながらも、相変わらず、頭から読まずに設問1からじっくりとキーワードに気を付けながら読んでいきます。

まず、目にするキーワード

〔予約方式2、予約方式3の処理概要〕について・・・である。

と、ここで、思う。

シンキングタイム・・・である。

え?これって設問1だよな。なぜ予約方式1からではないのか?

って事でありました。

実はこの疑問は、設問2、設問3、設問4と読んで初めて謎が解けます。

つまり、この問題は予約方式1がメインであり、予約方式2、と予約方式3は、

あくまでも前段の軽いウォーミングアップ的な感じであるなという風に思ったわけです。

でも、それなら、そういった違和感の無いように、予約方式1のメインを予約方式2とかにしておけばよさそうなものなのになぜなんでしょうかねぇ。

 

とまぁこういう事を試験中に考えてたら、完全に!アウト~!!なので、

この話はまぁ題意考察の時にでもするとして、とにもかくにも回答である。

あ、その前に問題か。

 

◆キーワード抽出

設問1のキーワードは以下。

①APサーバ3のさらなる増強

表2の増強方式

可用性の観点からすぐれているのはどっち?

④そう答えた理由

である。

 

①で考えるのは、さらなる増強の”さらなる”という点です。

更にというのは、今でもちょっと増強してるけど、さらにもうちょっと・・・といった意味合いを感じるかと思います。

で、②の表2のうちのどっちか?と2拓になっているため、どちらかはすでに行われていて、もう一つの方がまだやってないので、さらに必要となる増強方式という事なんだなと思います。

 

そして、さらにヒントとなる、可用性の観点から・・・です。

僕が理解している可用性というのは、まぁ例えばあるシステムをユーザがすぐに使えてそのサービスは途切れない永遠に不滅な状態にあるか?という事ではないかと思います。

 

◆表2の可用性考察

では2つの表2の増強方式について、それぞれ僕の理解してる観点に当てはめて考えてみます。

まぁ簡単に、

増強方式1:ハードウェア追加

増強方式2:新規にサーバ追加

となりますが、どちらが可用性、つまり、すぐにサービスが使えて、途切れないかをこのAPサーバ3がダメになったことを想定して比較すればよいのです。

そうすると、方式1はサーバ1台どんなにパワーアップしてもダメになって動かなくなった場合は、やはりもうシステムは使えないじゃんって事になります。

これに対して、増強方式2なら、そのサーバがダウンしても他のサーバ経由でシステムを使えれば別に問題なくシステムの使用は保障されると思います。

 

ユーザにとってダウンしてるのなんかまったく気づかない状態でシステムが使われるという状態を考えてると、こんなこと考えました。

あるイベントがあり、結構大勢の観衆が見物に来ている。

しかし、その時地下で秘密裏に大事件が起こり、犠牲で死者も少し出ていたかもしれなくても、地上の大衆はその事に全く気づかずにイベントを楽しんでいるといった感じでしょうか?

で、そういう状態が、”可用性の観点から優れている”という事かも。と思いました。

 

では回答であるその理由を考えてみます。

◆理由

突然ですが今回、文の該当チャプターである場所にQ1と手で書かれていますか?

今後出てくる設問にもQ番号は書くべきですが、今回は特に書いてその状況を語りたいと思いますので、まだの人はぜひとも書くようにして欲しいです。

 

さて、設問1の該当チャプターには何が書かれているでしょうか?

ここでのキーワードは増強が必要というところです。

可用性に関する個所をピックして概要をまとめてみます。

AP3サーバのリソース増強が必要字、表2に示す増強方式を選択可能

と書かれており、

現在、C社では・・・・・増強方式1を採用している。

と、えぇ~すでに方式1使ってるなら、さらに増強するのは方式2しかないやん!という事もわかり、その理由は、増強方式1を既に使ってるから・・・などと書きたくなりましたが、まぁそれはあまりにもです(笑)

 

ポイントは、可用性の観点からすぐれている方法が、増強方式2という事だからです。

言い換えると、

なぜ増強方式2の方が優れてるかというのは、可用性の観点から優れているから

となり、可用性の観点とは、前述の通り、サービス全体を停止させない事となり、以下の模範解答のようになります。

サービス全体の停止をさせずサーバの増強が可能だから。

となります。

ただこの、サービス全体を停止させないという言葉ですが、文中では、それを連想するようなものはかなり遠まわしにあっても直接の言葉に結びつくものはありませんでした。

つまり、今回この問題、回答は文章中での言葉を拾ってなんとかなるとは限らないだけでなく、冒頭で書いた、可用性とは、サービスを止めない、すぐに使える状態にあるという事を言葉で理解していないとなかなかずばりな回答とならないのではという点が、最初の2拓はできても理由を書くところで割と題意を外してしまう要素を含んでいるのではと思ってしまいました。

という事で、次回、設問2です。